スライスCut
スライスカット加工
平パッキンを始め内径部が円を有するパッキングに対し、従来のプレス成形のように製品毎の寸法に合わせた金型での成形ではなく、スライスカット形状での成形(筒形)にすることにより、工数を大幅に抑え、スライスカット加工によりバリロス、歩留まりアップが可能となります。金型構造にもよりますが、基本パーティングラインは発生しません。
■従来のプレス成形
1. 配合・混練
2. 分出し・裁断 : 製品重量に合わせた生地重量に裁断する
3. 成形 : 製品寸法に合わせた取り数しか一回に成形できない(9個、16個、25個、36個取り・・・)
4. 仕上げ : バリ取り作業
5. 検査工程
6. 梱包・出荷
■スライスカット加工
1. 配合・混練
2. 分出し・裁断 : スライスカットの寸法(筒形)に合わせた生地重量に裁断するため工数は大幅に削減される
3. 成形 : 10個取り以上も可能(製品肉厚、材質、金型寸法による)
4. スライスカット加工 : 成形品(筒状)の両サイドのみ切り落とし、スライスカット加工をするため、製品自体のバリは発生せず仕上げ工程はなし。
5. 検査工程 : バリは発生していないため工数削減
6. 梱包・出荷
○品質管理
一般的にはスライスカット品の寸法精度は±0.2~±0.3で管理されているが、弊社は最も高精度の製品は±0.05で管理されております。
○形状
一般にはスライスカット品の断面形状は○形状ですが、弊社では異形品や内径に凸起形状のあるものでも対応しております。