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技術情報

ゴム製品ハロゲン処理

湘南工場外観

ハロゲン処理

パウダーを使用しないゴム製品への表面改質処理の提案

「ハロゲン処理」とは、ゴム表面層を薬品にて湿式反応させハロゲン化する技術です。

近年、国内でハロゲン処理(塩素処理)を行うメーカーが激減しています。需要数の減少・後継者不足・設備投資問題等々様々な要因が考えられます。しかしながら、ゴム製品を使用する場所では滑り性・耐摩耗性が求められる個所がまだまだあります。

三昌工業株式会社では自社内でハロゲン処理(塩素処理)を行っています。作業員への健康負担・廃液の処理等々をクリアし、自社内で処理を行う事でお客様のニーズにお応えしています。

ハロゲン処理についてお困り事やご相談がありましたら、是非お声がけください。

特徴:

*製品の弾性・伸び・引っ張り強さを損なうことなく使用できる。

*ゴム表面の非粘着性、滑性の向上

*ゴムから出てくる可塑剤やゴム薬品をブロックしブルーム・ブリードしにくくします。(※ゴム材配合で効果に差があります)

*耐摩耗性、耐薬品性、耐ガス透過性の向上効果

*フッ素コーティング等に比べ安価な処理が可能(処理ロットに依ります)

*摺動抵抗軽減が求められるOリング、ベルト、フューエルタンクキャップ等に最適

※ゴム材の中でも「ジエン系」(二重結合があるゴム材)にのみ効果があります。

 NR・NBR・一部のCRに対し適用できます。(アクリル、フッ素、シリコン、EPDM等には効果がありません)

本方法は天然ゴム及び他のジエン系合成ゴム製品の表面における分子の二重結合部分を、過酸によりハロゲン化する事により、比較的簡単は処理設備と安価な原料とで、ゴム製品本来の弾性、伸び、引っ張り強さなどを損なうことなくゴム製品表面の非粘着性、滑り性、その他のバリア的効果を付与することが出来、粉末を使用した処理、ウレタン、シリコン、フッ素などによるコーティング処理等では得られない特長が出せる表面改質方法です。

自社工場での処理を行い、製造工程で発生するガスの換気、また廃液の中性化還元処理を行う事で環境面に配慮しております。

処理方法 未処理 エポキシ化処理 ハロゲン処理 タルク粉処理
表面光沢 ×
粘着性※1 65mm 400mm以上 400mm以上 400mm以上
滑り性(角度) ※2 60度以上 32度 32度 28度
表面白化(日数) ※3 3日以上 30日以上 20日以上
物性データ(MPa) JIS6301準拠 M100 0.69 0.67 0.67 0.67
M300 1.18 1.23 1.18 1.18
M500 2.18 2.23 2.21 2.18
M700 10.61 10.5 10.0 10.6
引張強度 30.9 31.4 29.9 31.0
伸び 960 980 940 960

試作のご案内

ハロゲン処理をご依頼される場合、そのゴム配合等により効果に差異が御座います。また、滑り性等の効果をご確認頂くために試作をお勧めしております。

お客様で試作となるゴム製品(表面未処理品)を数個(お打合せに依ります)をお送り頂ければ、1週間~10日程度で処理した製品をお送りします。その上で、量産のお見積りをさせて頂きます。

試作料金:

試作数量1個~でも承ります。

製品サイズによって価格に変動がある場合がございますのでお気軽にご相談ください。

※処理濃度・時間を分けて処理程度を確認したい場合もご相談ください。

対象ゴム製品:

・主に小型工業用ゴム製品(Oリング、エプロンバンド、フューエルタンクキャップパッキン、機能性ゴム部品等々)

・天然ゴム製品、NBRゴム製品、一部CRゴム製品(配合による)

・ゴムシート(300×300×3t程度まで)

※金属インサート部品につきましては処理後に金属が酸化し錆びる可能性が高いので、事前にご了承頂くかお断りする場合も御座います。

量産品:

量産品の処理につきましては、その製品の大きさ・ロットにて変わります。1回の処理数が多ければ価格は下がり、少なければ価格は上がります。お気軽にご相談ください。